この櫓のビニールシート部分が本部で、一番上から中継映像流してました
2日目の京都ステージは、今年も月曜日なのにたくさんの人だかりでした。最初はレース中継のスイッチングの感覚がつかめず固定カメラへのスイッチングし忘れたりしたけど、だんだん慣れてきました。
すぐに今回テロッパーのsuzuryoさんがリプレイしてくれたんだけど、飛び出してた選手が逃げ切りだったから、リプレイはそれが分かる1人飛び出してた所からして欲しかったな〜。なんて、だんだん要求が増えていくんだなぁ(笑)。
その夜、FRESH!で録画を見たら、細かくテロップが入ってて(もちろんGPSのsuzuryoシステムも!)、横でsuzuryoさんがやってた仕事を夜になって知りました。寡黙になにかしてるから、気づかないけどやっぱりすごい人。
テロッパーのSuzuryoさん。堺ステージからテロップ出ししてて忙しそうでした
今回は、グーグルマップでコース説明とか各ステージであって、それは今回参加できなかったころんさんが前もって作ってくれたものでした。カッコ良くて、分かりやすくて、縁の下の力持ちころんさんありがとう!
その後はフィニッシュが直出しになったので、5画面でスイッチング出来るようになり、固定班に切ったり繋げたりの指示出しが減ったので楽になりました。ただ、ピクチャーインピクチャーの設定がリセットされてて、その後うまく出せなかったのが残念でした。本部がバタバタしてたら、バイク班からどっち使ってるの!分からない!と言われ、おお〜しまった本部トラブルに気を取られて、バイク班への指示出し忘れてた〜。人手が足りないので、本部がトラブルと大変です。それでも、TOJは多い時でロックオンスタッフ16人もいたんです。昔に比べれば大所帯になってます。
いなべは去年とフィニッシュ前のコースが変わっていたので、途中からカメラ位置を変更。ドローンもフィニッシュ近くに来て、なかなか面白い画になりました。ラスト周回に入ると、山岳の方に見に行ってた観戦者もフィニッシュに集まり、フィニッシュ横が斜めになってたからそこに人が集まって、ヨーロッパのレース風景みたい〜と感動してました。レース展開ももっとばらけてしまうかと思ってたら集団ゴールだったし、いなべのコース変更は、本当いい判断だと思いました。来年もいなべステージ楽しみです!
飯田はケーブルテレビさんがチョイスできるロックオン側のモニターは一つしかなく、そのモニターに何を出すかをスイッチングしないといけないんです。同じケーブルテレビさん主導でも、美濃より難易度アップ! バイクカメラの北澤さんが昨年と同じくスイッチャーに挑戦。新しいスイッチングマシーンを使いこなせず、スイッチ押し間違えてワシャワシャしてました。北澤さんはカメラワーク&センスはピカイチなので、スイッチャーをさせるのはもったいないっ。やっぱりバイクカメラマンとして全日程頑張ってもらいたいです!
この日はセレモニーランで選手にインタビューする予定だったのですが、雨で急遽セレモニーランが無くなり、どうする?どうする?と本部とバイクカメラ班で協議。中継開始時間を変更するという選択もありましたが、チームカーの監督にインタビューで行こう!という事になり、あんな感じになりました。
富士山はやはり電波が悪く、映像は途切れ途切れ。富士山コースの電波が悪いのか、はたまた本部に来る電波が悪いのか? 多分コースの電波的にはいけてると思うんだけどなぁ。来年は本部を光回線のある所に移動して、富士山にチャレンジするかも?
電波状況は厳しかったけど、フィニッシュはちゃんと映せたし、霧で真っ白い中トップのプジョルが走ってた映像も出せたので、それは良かったです。超緊張してたハンスケさんは、スイッチングするほどの映像が本部にこなかったけれど、少しだけでも後ろの選手を映せて良かったと言ってました。
レース当日は前日までの雨模様とは違い快晴でした。このステージだけは、実況のアリーさんたちと同じ場所でやるので、こちらの状況も分かってもらえて、その点はいいんですよね。
レースが始まると意外にも回線スピードが良くて、驚きました。電波がぁぁ!という心配もなく、バイクカメラと固定カメラをスイッチングしながら、時には富士山〜を入れて順調でした。中継途中になぜかテオボスが実況席のところに来ててインタビューが始まったので、急遽BJさんにiPhoneでテオボス撮影してもらいました。予想外のテオボス出演は、まぁうまくいったかな? どのタイミングでレース映像に切り替えていいべきか悩みつつ、集団が動き出したので思い切ってテオボス映像終了!
前の逃げと後ろの集団を見せながら順調だったんですが、私がレース中盤くらいからトイレに行きたくなり、ラスト2周からはトイレとの戦いでした(笑)。とりあえずレースに集中、集中。ラスト周回、逃げてたKINANのマルコス・ガルシアの勝利が濃厚になり、集団との間には逃げてた数名の選手がパラパラいて、集団についてた2カメからどこに行けばいいか?と言われたので、一旦逃げから遅れた選手を捉えに行ってもらいましたが、観たい画はこれじゃないだろうと思い、集団前に戻ってもらいました。
そこからは、1カメで先頭捉えてゴールまで。フィニッシュした後は、集団カメラメインで逃げから遅れた選手がフィニッシュして来たら切り替えると言う事をして、集団ゴールまでバッチリ!!だったのです。私のモニターでは…。ラスト周回は特にレースに集中してたので、周りに気を配る余裕もなかったのです。気をぬくとあれが押し迫ってきてたので。
そう言えばさっきから、BJさんが横でワシャワシャしてたな?と思ったものの、バイクカメラのハンスケさんが戻ってきたので、
スッキリして戻ってきたら、BJさんがやたらと悔しがっててなんだろな?と思ったら、なんかライブ中継ではゴールシーンが見えてなかった所もあったようです。
翌朝FRESH!の録画を見るまで知らなかったのですが、私が粘って集団ゴールまで映してた映像は、CMに切り替えられてて全く映ってなかったのでした。自分的には、やり切った!と思ってたけど、やっぱりライブ中継&電波回線、一筋縄では行かないんですね。リプレイでゴールシーンと初山選手くらいまでは出ましたが、集団フィニッシュは陽の目を見ずでした。残念…。
そして、最終の東京ステージ。今年は、固定カメラは日テレさん、スイッチングは私でした。ほぼ固定カメラのリハーサルは出来なくて、周回重ねながらスイッチングのタイミングを計ってました。パレードからレース開始の瞬間もいい感じでレースを見せられたかな?レースが始まってもドンパチがずっと続き、どういう風にレースを見せるのかスイッチングも大変でしたが、まったりレースより、動きがある方がワクワクして面白かったです。
ただ大井埠頭もネット回線があまり良くなくて電波を取り合っていたので、 あまり重要でない固定カメラポイントをどんどん切って行って、最終周はフィニッシュとバイク2台でなんとかレースを追いました。そこそこバイクカメラで粘って、フィニッシュ固定カメラにスイッチングできたかな。
こうして、長くて短かかったTOJが終わりました。今回スイッチングしつつ、相変わらず皆んなにギャーギャー指示出ししていたんですが、昨年に比べて固定カメラ班も私のギャー前に察してくれるようになり、ダメダメ!というより、いいよ、いいよ! と言うことが多くなった気がします。 気がするだけかもしれないけど…。みんなからしたら、まだ足りないと言われそう(笑)。
固定カメラもフィニッシュもいい画を出してくれると言う信頼感があったので、心置きなくギリギリまで粘ってスイッチングすることができました。後半になるにつれて私が食いつく画をみんなが作ってくれるので、こっちも出したい、あっちも見せたいと優柔不断な私には過酷な状況になりつつあります。TOJ全戦も2年目、やっと形になってきたかな?来年は電波もさらに良くなるだろうから、今までとはまた1段階上のレースを見せるスイッチングを意識しないといけないと思ってます。私の方が怒られないように頑張らねば〜。
次はツール・ド・熊野ですが、今年はロックオン中継班とは別れて、私は審判で参加します。中継に係われられないけど、ツール・ド・熊野でもいい映像が流せられること願ってます。
■堺ステージ