CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
funride (ファンライド) 2014年 11月号 [雑誌]
funride (ファンライド) 2014年 11月号 [雑誌] (JUGEMレビュー »)

新連載始まりました!1回目は吉岡選手です
funride (ファンライド) 2014年 09月号 [雑誌]
funride (ファンライド) 2014年 09月号 [雑誌] (JUGEMレビュー »)

★9月号の連載は徳田鍛造選手です!
ツール・ド・フランス2013 (エイムック 2677)
ツール・ド・フランス2013 (エイムック 2677) (JUGEMレビュー »)

『ツールで働く仕事人』を書いてます!テレビでは分からないツールの裏側ですよ♪
シークレット・レース (小学館文庫)
シークレット・レース (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
タイラー ハミルトン,ダニエル コイル
ツール・ド・フランス 1985~1991 7YEARS BOX
ツール・ド・フランス 1985~1991 7YEARS BOX (JUGEMレビュー »)

ロードレースやツールについて詳しく知りたい人はぜひこのDVDを!絶対見る価値ありの7年BOXです
<< バイク2台でのTOJライブ中継 その3 | main | 雨のツール・ド・熊野 >>
バイク2台でのTOJライブ中継 その4
富士山を終えて、本部組のタロケンさんと助っ人みやっちさんは、体操の取材のためTOJを離れ、代わりに富士ステージから岩手のsuzuryoさんが合流してました。

伊豆ステージのコースで中継するのは、今回が初めて。コースは競輪学校の中を通ったりするので、前もってちゃんとした下見ができておらず。富士山ステージ終了後すぐに伊豆ステージのコースとなる日本CSCに向けて移動しました。
普通はロックオンの本部は中継車ですが、伊豆は監視塔の中が本部になるため、中継車から機材を出して本部を設営。そこそこ時間がかかって、やっとバイク班がコースへ出発!私は、カメラからの映像を見てコース&電波状況チェック。この下見で分かったのですが、画質を良くすると電波が不安定になり、高画質でカメラを繋げると2台目が繋がらない現象が見られました。これはもしかして電波を取り合ってる?ADSLもあったのですが、回線スピードが出なくて結局WIFIで繋ぐ事になりました。

最終日の東京ステージは、バイク映像を別の業者さんに渡すだけで、ロックオンの主導権はなし。だから、この伊豆ステージがロックオンとしてライブ中継を見せることができる最後のステージでした。日が暮れるまで下見して、準備万全。

私はこれがTOJ最後のスイッチャー。緊張してか夜3時ごろに目が覚めてしまい、12.2kmのくねくねコースは初めてなのでコース図見ながらイメージトレーニング。どんなレース展開になるか?どこのタイミングで定点に替えるか?など不安でいっぱいでした。そしてその日の朝、ロックオン車両はツール・ド・フランスのチームカーみたいに車5台1列に揃って、宿から日本CSCへ移動しました。みんな各地からばらばらに集まり個性もばらばらだったから、今までこんなに揃った事なくて、凄いチームになったな〜って思ってました。

この日はパレードがなく、日本サイクルスポーツセンターからスタート。このコースくねくねなので、1周目は先頭バイクからの映像は使えないだろうと後続バイク映像中心で流す事に決めてました。HDでしたが電波状況が良くなかったので、できるだけ画質を下げて切れないようにしながら、何とかレース中継を流す事ができていました。しかし、レース終盤になると観客も増えているせいか、バイクからの映像がカクカクに。逃げとの差が縮まって、バイクカメラどちらも電波を掴みにくくなってしまいました。これは電波を取り合ってる?バイク班から「どっちかのカメラ切った方がいいんじゃない!どうするか決めて!」と言われ、頭フル回転。

先頭の1カメを残すべきだろうと思いつつも、1カメはTOJ期間中ずっとルーターがおかしくて、2カメに比べて電波を掴みにくかったんです。果たして1カメだけにして、動く映像が出せるだろうか?2カメを残して集団の後ろからでもアタックの瞬間を見せる事はできるんじゃないだろうか?色々作業しつつパニック状態で、さらに優柔不断な私はどうしようか決めかねていたら、この日はドローンがなくて本部にいたBJさんが、「1カメ残しで行こう」って言ってくれて、1カメ残しにして2カメにはZAO(中継機)を切ってもらいました。やっぱり、2カメのほうを切るとちょっと電波状態が良くなって、回線スピードが上がり、映像も動き出しました。

そこからは、先頭を走る1カメの映像しかなく、1カメ頑張れ〜状態。くねくねコースだから、集団の前を後ろ向きにカメラ構えて撮るのは本当に大変なんです。ゴールに向け、カーブで粘って少しだけ見える先頭グループ。その後はカーブの連続で先頭が見えそうで見えない。1カメに「もうちょっと近づいて」なんて、こっちから指示出してみるものの、ゴール前の局面でそうそう集団の前にバイクが近寄れる状態でないのも分かってるし…(バイクの動き一つでレースを潰しかねないから、ゴール前のバイクの動きはかなり厳しいんです)。そして、バイクはゴール前に必ず迂回路からコース外に出ないといけません。選手が見えないから、ゴールまでの距離表示を必死に見せようとするカメラマン北澤さん。その映像を見て、残り僅かだと実況してくれるシンジさん。このまま先頭を映せずに、バイクは迂回路へ行ってしまうのか?

1カメの2人を信じ、ゴール定点にスイッチャーを切り替えずに、選手が見えない1カメで粘っていたら、最後の上りで飛び出す選手が!!ピンクの選手にすぐさま、新城選手だと分かりました。新城、新城って、叫んでいたらバイクが近づき、最後の新城選手の力強い走りを間近でキャッチ。ゴール前でこんなに近づいたらヤバイんちゃう?と思いつつも、こんな映像をライブで流せるなんてありえない!!それくらいものすごい映像でした。バイクが迂回路に行くタイミングで定点ゴールに切り替えて、新城選手がゴール。会場は大歓声!!この数日色々な事がありながらもロックオンメンバー全員でやり遂げたライブ中継がこんな嬉しい勝利映像になるとは!嬉しさといろんな緊張が解けて、私はぼろ泣きでした 泣く

バイクドライバーのSさんは、レース後も大丈夫かな〜ってずっと心配してましたが、最後のバイクの動きはお咎めなしでした。厳しい体勢で最後まで映像を撮り続けた北澤さん、ぎりぎりまで粘ってくれたSさんに感謝です。

大腿骨骨折からの復帰レースで、こうして勝利した新城選手は凄すぎです。TOJ期間中、いい事ばかりじゃなかったけれど、すべてが吹き飛んだ最高の1日でした。
IMG_4024.jpg
新城選手、表彰式

この日の夜は、美味しい中華と美味しいお酒飲みました。

■AbemaTV FRESH!伊豆ステージ→ https://abemafresh.tv/cycling/12649

■伊豆ステージダイジェスト→ https://www.youtube.com/watch?v=HSY5zgvqEso
ライブでは流せなかった新城選手のアタックの瞬間が見られます

そして最終東京ステージ。
本来なら、私は東京ステージでバイクに乗る予定だったんですが、体操取材に行くはずだった北澤さんとハンスケさんが東京ステージまで残ったので、 私はバイク班に映像が使われているかどうかを無線で知らせる役目となりました。OGK Kabuto様からヘルメット提供していただいたのに、結局私は被れなかったなぁ…。

日比谷から大井埠頭までのパレードをバイク映像で流して欲しいとの事で、パレードのために先頭にバイク2台位置し撮るように考えていたのですが、レース当日朝パンフレットをよく見たら、パレードは1,2km。えっ、大井埠頭に来るまでに途中からレースが始まる?バイク班にその事を伝え、パレード開始。弱虫ペダルの作者、渡辺航先生もパレード走行していたのでズームにしてもらい、シンジさんの実況にうまく合っているな〜って自画自賛してて、気がつけばブリヂストンアンカーの井上選手が猛アタック。え?え?もうレース始まった?中継バイク2台とも集団の前に残ったままレースが始まり、大丈夫かな?って心配になりつつも、この日のスイッチャーは別業社の人。2台いた中継バイクも映っちゃって、「いや、そこの場面そっちのバイクカメラじゃないよ!」なんて、やきもきしながら見てました。何とか1台は集団の後ろに行くことができて、ホッと一安心。

先頭バイクはレースの様子、後続バイクは引きの東京を走る画を作っていたら、スイッチャーさんが両方の画を使ってくれました。そして、大井埠頭に来て周回コースへ。昨年はスイッチャーさんが定点カメラばかり使ってバイク映像がほとんど流れなかったそうなので、バイク映像が使われるようにバイク班には頑張ってもらいました。時おり使われると「きた〜、1カメ」「2カメが使われてる」って、バイク班に無線機で伝えてました。昨年より、バイクへのスイッチングは増えていたようですが、小石選手や日本チャンピオンジャージの窪木選手が集団をひく映像など、後半の集団のいい動きを捉えたバイクカメラ映像は使ってもらえず。「定点に切り替えるの早すぎ〜」などと本部テントでぶーぶー言いながら、私はでかい声でバイク班に伝達してました。来年は東京のスイッチング、私がするぞ!!いや、バイクも乗ってみたい… (笑) 。

こうして、最後の東京ステージは少々不完全燃焼でしたが、無事TOJを終えることができました。
毎日、毎日何かしらトラブルがありましたが、バイク2台でライブ中継をお届けすることができ、逃げと集団の動きや集団後ろからアタックする様子など今まで日本のレースでは見せられなかったシーンを流すことができました。自転車レースを伝えたいと言う想いを持ったメンバーが集まり、今まで試行錯誤しながらやり続け、やっと胸を張ってライブ中継していると言えるレベルまできたと実感できました。

■AbemaTV FRESH!東京ステージ→ https://abemafresh.tv/cycling/12650

IMG_4031.jpg
バイク班のみんな、お疲れ様でした!

今回スイッチャーをさせてもらい、誰よりも一番いい場所でレースを見させてもらえたこと、本当に幸せでした。できるだけ、視聴者の方に楽しんでもらえるような映像をチョイスしましたが、時には両方のバイク映像を流したい!って嬉しい悩みもありました。まだまだ反省点もあるので、来年さらにいい映像が出せるといいな〜。これからも多くの人に自転車レースの楽しさが伝えられるライブ中継がお伝えできるよう頑張ります!

次は6月16日〜19日開催のツール・ド・熊野です。今年はHDでやるらしいので、 電波次第ですがちょっとはきれいな画質になるかな?日本人選手の活躍も期待したいですね! 是非ご覧下さい。
 
| 自転車の話 | 00:22 | comments(0) | - |
コメント
コメントする